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CMCのり【選択:容量】
銀線の固定、釉薬の落下防止に大活躍!
CMCとは、化学のりのことです。
「有線七宝」の技法で線を立てるのに使用したり、素地に盛り付けた釉薬が乾燥後に崩れないようにするために釉薬に混ぜて使用したりします。
ただし、CMCは釉薬の変色を招く場合があります。
CMCのりを付けすぎた場合、その場所の釉薬が黄色くなります。
あまり大量に使わないよう注意して下さい。
水とCMCの分量対比の目安は、水200ccに対して、CMCは大体耳掻き一杯程度です。
(分量対比は個人差があるようなので、一概には言えません)
■CMCのりと白笈の違い■
CMC…腐らないので水に溶かしたまま保管できるが、変色しやすい。
白笈 …CMCのりより変色しにくいが、水に溶かしたまま保管すると腐ってしまう。
□■CMCのりの使用方法■□
1.ぬるま湯にCMCを入れて混ぜます。
水100:CMC1の割合で充分です。
2.CMCが固まって「だま」にならないよう、透明になるまでよく混ぜます。
密封できる容器に入れて保管しましょう。
3.裏引用の釉薬に、2を3〜4滴入れてよくかき混ぜて使用します。
素地のアール(山)が高いときには、表の盛り付け釉薬にも少量を混ぜて下さい。
おおよそ30gに対して1〜2滴の割合です。
アールが低いのであれば、混ぜない方が発色は綺麗になります。
CMCを混ぜた釉薬は、使用後は再び水洗いしてCMCを落として下さい。
水を切って保管します。