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白笈(はくきゅう)
銀線の固定、釉薬の落下防止に大活躍!
白笈とは、蘭の球根から取ったでん粉のりです。
「有線七宝」の技法で線を立てるのに使用したり、素地に盛り付けた釉薬が乾燥後に崩れないようにするために釉薬に混ぜて使用したりします。
白笈は粘着力が強く乾きが早い、昔から使われてきました。
ただし、白笈は釉薬の変色を招く場合があります。
付けすぎた場合、その場所の釉薬が黄色くなりますので、あまり大量に使わないよう注意して下さい。
また、白笈はCMCのりとは違い自然のものです。
腐ってしまうため、水に溶かしてからは短期の保存しかできませんのでご注意下さい。
【容量】
10g(ケース付)→ケース無しに変更
100g(ケースなし)
500g(ケースなし)
■使用時■
基本的には
水100に対して白笈1ほどの割合で溶かして使用します。
(※先生により割合は異なりますので、使いやすい割合は調節して下さい)
なお、裏引きに使用する際には少し濃い目でも良いのですが、あまり濃いと裏引きが落ちる原因となります。
■CMCのりと白笈の違い■
CMC…腐らないので水に溶かしたまま保管できるが、変色しやすい。
白笈 …CMCのりより変色しにくいが、水に溶かしたまま保管すると腐ってしまう。
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