工夫を重ねて自分だけのアクセサリーを!
銀粘土の作品は、作るだけなら非常に簡単です。
大雑把な工程は次の通り。
1.成型 -----------------------------------------------------------------------------------
粘土をパッケージから出して練り、手早く形を作ります。
時間が経つと固くなってしまいますので、そうなったら水を少し混ぜて柔らかくしましょう。
ただし、水を混ぜた粘土は最初の状態より大分劣化します。作りやすいのはやはり最初の粘土。できるだけ固くなる前に成型できるように頑張って下さい。
2.乾燥 -----------------------------------------------------------------------------------
中までしっかり乾燥させます。乾燥のさせ方は色々。
よく書籍に載っているのは、作品をフタ付の箱に入れてドライヤーの温風で乾かす方法。風が直接当たらないように箱の中を熱くします。作品の大きさにもよりますが、およそ20〜30分くらいが目安です。
あるいは、保温状態のホットプレートでフタをする方法。これが一番乾燥時間は早いでしょう。
ホットプレートの代わりにカップウォーマー(カップの下に引くと、飲み物が冷めにくくなる優れもの!)に耐熱容器を被せて乾燥するのも良。ホットプレートはちょっと電気代が勿体無いということで、カップウォーマーは講師の先生方にも人気のようです。
どの方法にするにせよ、生乾きにならないようにして下さい。乾燥が不十分だと、焼成時に割れてしまう危険性があるのです。
なお、特にご注意頂きたいのは、自然乾燥では何日置いても乾燥が不十分である可能性があるということです。
空気中の水分を吸い取ってしまっていると時折割れてしまうこともありますので、焼成前の乾燥は必ず上記のような強制乾燥をお願いします。
3.整形 -----------------------------------------------------------------------------------
次に、乾燥させた作品を綺麗な形にします。
乾燥体は非常に割れやすいので注意して下さい。割れても修復は可能ですが、焼成後の強度は少し下がってしまいます。
棒やすりや紙やすり、スポンジやすりを使用して形を整えます。表面には粗目のスポンジやすりをかけて、滑らかにしておきましょう。粗目だけでなく細目までかけておけば、仕上がりはなお綺麗になります。
なお、もしもひび割れなどがあったら、粘土を詰めるか液体粘土を厚く塗って再び乾燥させ、やすりで削ってひびを消して下さい。
ちなみに合成石を埋めたい場合はこのステップで。埋め方は「合成石の埋め込み方」にて記述します。
4.焼成 -----------------------------------------------------------------------------------
気が済むまで削り終え、しっかり乾燥したらいよいよ焼成です。
焼成にも色々な道具があります。使用する道具とメリット、デメリットは以下の通り。
シルバーポット
メリット …固形燃料に火を付けたら、後は放置しておくだけなので、生焼け、溶けるなどの失敗がない。
デメリット…あまり大きな作品は焼けない。焼けない粘土がいくつかある。
ミニパン
メリット …ガスコンロで焼成できるので、どこででも焼ける。大きな作品も焼成可能。色々な粘土に対応。
デメリット…うっかり強火で焼いてしまうと作品が溶けてしまう。
シルバーパン
メリット …中空作品が焼ける。大きな作品もOK。温度が下がりにくいので連続で焼成可能。
デメリット…うっかり強火で焼いてしまうと作品が溶けてしまう。
電気炉
メリット …温度が設定できるので焼きやすい。また、七宝やガラスも焼けるので、複合作品も焼成可能。
デメリット…物にもよるが、高い、場所を取る、購入に覚悟がいるなど。修理も多少お値段かかります。
炉内サイズにも注意。
細かい焼成方法は各種ページにてご覧下さい。
5.仕上げ ---------------------------------------------------------------------------------
焼けた粘土は白くなっているので、全体を綺麗な銀色になるまで磨きます。
磨き方には何種類かあります。
書籍では、ステンレスブラシで表面を磨いて銀肌を出し、磨き棒を使用して銀光沢を出します。針の部分などで銀を傷付けないように気を付けて下さい。
他には、スポンジやすりの粗い目から順に鏡面用まで使って磨き、最後にウイノール→シルバークロスの順に磨く方法もあります。
また、人力ではない方法として、ルーターを使ってシリコンポイントやディスクポイントで磨くのも手軽です。
更には、研磨機を使えば楽ちんの極み!コンパウンドとステンレスピン、ステンレスボールを付属の入れ物に放り込んで、スイッチを入れて一晩放置しておくだけで高級シルバーの輝きが宿ります。ちょっと高いですが労働力を考えると非常に魅力的です。
ちなみにマット仕上げやいぶし仕上げ(黒仕上げ)などの技法もありますが、そちらも後々記述させて頂きます。
銀粘土の作品は、作るだけなら非常に簡単です。
大雑把な工程は次の通り。
1.成型 -----------------------------------------------------------------------------------
粘土をパッケージから出して練り、手早く形を作ります。
時間が経つと固くなってしまいますので、そうなったら水を少し混ぜて柔らかくしましょう。
ただし、水を混ぜた粘土は最初の状態より大分劣化します。作りやすいのはやはり最初の粘土。できるだけ固くなる前に成型できるように頑張って下さい。
2.乾燥 -----------------------------------------------------------------------------------
中までしっかり乾燥させます。乾燥のさせ方は色々。
よく書籍に載っているのは、作品をフタ付の箱に入れてドライヤーの温風で乾かす方法。風が直接当たらないように箱の中を熱くします。作品の大きさにもよりますが、およそ20〜30分くらいが目安です。
あるいは、保温状態のホットプレートでフタをする方法。これが一番乾燥時間は早いでしょう。
ホットプレートの代わりにカップウォーマー(カップの下に引くと、飲み物が冷めにくくなる優れもの!)に耐熱容器を被せて乾燥するのも良。ホットプレートはちょっと電気代が勿体無いということで、カップウォーマーは講師の先生方にも人気のようです。
どの方法にするにせよ、生乾きにならないようにして下さい。乾燥が不十分だと、焼成時に割れてしまう危険性があるのです。
なお、特にご注意頂きたいのは、自然乾燥では何日置いても乾燥が不十分である可能性があるということです。
空気中の水分を吸い取ってしまっていると時折割れてしまうこともありますので、焼成前の乾燥は必ず上記のような強制乾燥をお願いします。
3.整形 -----------------------------------------------------------------------------------
次に、乾燥させた作品を綺麗な形にします。
乾燥体は非常に割れやすいので注意して下さい。割れても修復は可能ですが、焼成後の強度は少し下がってしまいます。
棒やすりや紙やすり、スポンジやすりを使用して形を整えます。表面には粗目のスポンジやすりをかけて、滑らかにしておきましょう。粗目だけでなく細目までかけておけば、仕上がりはなお綺麗になります。
なお、もしもひび割れなどがあったら、粘土を詰めるか液体粘土を厚く塗って再び乾燥させ、やすりで削ってひびを消して下さい。
ちなみに合成石を埋めたい場合はこのステップで。埋め方は「合成石の埋め込み方」にて記述します。
4.焼成 -----------------------------------------------------------------------------------
気が済むまで削り終え、しっかり乾燥したらいよいよ焼成です。
焼成にも色々な道具があります。使用する道具とメリット、デメリットは以下の通り。
シルバーポット
メリット …固形燃料に火を付けたら、後は放置しておくだけなので、生焼け、溶けるなどの失敗がない。
デメリット…あまり大きな作品は焼けない。焼けない粘土がいくつかある。
ミニパン
メリット …ガスコンロで焼成できるので、どこででも焼ける。大きな作品も焼成可能。色々な粘土に対応。
デメリット…うっかり強火で焼いてしまうと作品が溶けてしまう。
シルバーパン
メリット …中空作品が焼ける。大きな作品もOK。温度が下がりにくいので連続で焼成可能。
デメリット…うっかり強火で焼いてしまうと作品が溶けてしまう。
電気炉
メリット …温度が設定できるので焼きやすい。また、七宝やガラスも焼けるので、複合作品も焼成可能。
デメリット…物にもよるが、高い、場所を取る、購入に覚悟がいるなど。修理も多少お値段かかります。
炉内サイズにも注意。
細かい焼成方法は各種ページにてご覧下さい。
5.仕上げ ---------------------------------------------------------------------------------
焼けた粘土は白くなっているので、全体を綺麗な銀色になるまで磨きます。
磨き方には何種類かあります。
書籍では、ステンレスブラシで表面を磨いて銀肌を出し、磨き棒を使用して銀光沢を出します。針の部分などで銀を傷付けないように気を付けて下さい。
他には、スポンジやすりの粗い目から順に鏡面用まで使って磨き、最後にウイノール→シルバークロスの順に磨く方法もあります。
また、人力ではない方法として、ルーターを使ってシリコンポイントやディスクポイントで磨くのも手軽です。
更には、研磨機を使えば楽ちんの極み!コンパウンドとステンレスピン、ステンレスボールを付属の入れ物に放り込んで、スイッチを入れて一晩放置しておくだけで高級シルバーの輝きが宿ります。ちょっと高いですが労働力を考えると非常に魅力的です。
ちなみにマット仕上げやいぶし仕上げ(黒仕上げ)などの技法もありますが、そちらも後々記述させて頂きます。